猫と植物とDRAW A LINE

猫と植物とDRAW A LINE

目次

on your spaceではDRAW A LINEユーザーの、暮らしや働くことへの価値感、日々大切にされている「私らしい暮らし」をお届けします。

今回訪れたのは、フリーランスのフォトスタイリストとしてご活躍されている、ヤノミサエさんのご自宅です。

ヤノミサエ
アパレルデザイナー、ネットショップ運営の経歴を活かし、現在は写真や動画などを教えるフォトスタイリング講師業のほか、暮らしに関するコンテンツの制作を行っている。保護猫4匹と大阪市内の築35年賃貸マンションで一人暮らし中。インテリアショップをめぐることが趣味で、2017年の「猫がよろこぶインテリア」(タツミムック)をはじめ、猫との暮らしに関する書籍を出版している。
Instagram:@misaeyano


 フォトスタイリングをお仕事にされているとのことですが、その分野に足を踏み入れたきっかけはなんですか?

ヤノミサエ 服飾の専門学校を卒業後、アパレルデザイナーとして働いていたんですが、退職後に知人のネットショップを手伝うことになったタイミングで、商品撮影が必須業務になったんです。その時、同じ商品でも撮影方法次第で、お客様の情報の受け取り方が全く変わると気づきました。

例えば、実際に使用するシーンを撮ることで、より詳しい情報が伝わったり、商品が魅力的に見えるように撮影で工夫をすれば、見る人に興味を持ってもらえるようになったりしたんです。次第にお問い合わせや、お求めいただくことが増えてきて、商品写真を通しての情報の伝え方の重要さが分かりました。

 確かに、写真やビジュアルの力って大事ですよね。それまではご自身で勉強されていたんですか?

ヤノミサエ はい、初めはデジカメを使って独学で勉強していました。でも次第に、これはカメラの基本操作だけ習ってる場合じゃないなと思い始めて、写真を撮る前の絵作りの段階について教えてくれる人を探したところ、「フォトスタイリング」という写真のスタイリングを学べる講座に出会い、受講したのがきっかけです。

そこから、「私のように写真に困ってる女性の事業主はたくさんいるはず!お手伝いしたい!」という気持ちが芽生え、インストラクターとして教える側になりました。

 教わる側から教える立場に変わった今、お仕事をする中で心がけていることはありますか?

ヤノミサエ 私がそうだったように、どちらかというと写真や動画に苦手意識がある方、カメラ初心者の方にも分かりやすく伝えるよう心掛けています。そんな方が身に着けたスキルを活かして、後々書籍を出版したり、事業を拡大したり…夢に向かって羽ばたいて活動される姿を見ると、お手伝いをして本当に良かった!と思います。

 やりがいを感じる素敵なお仕事なんですね。撮影レッスンは、いつもご自宅でされているんですか?

ヤノミサエ そうです。最近引っ越してきたんですが、レッスンをする場所でもあり、オフでゆっくりと過ごす場所でもあります。大きい窓のある角部屋のLDKで、日中とても明るいので、自然光撮影をするうえでちょうどいいし、光が部屋に入ると気持ちも軽〜くなって、お気に入りです。

 確かに、電気をつけなくても明るいですね。お部屋の雰囲気に統一感がありますが、どんなこだわりをお持ちなんでしょうか。

ヤノミサエ もともとインドア派ではあるんですが、コロナ禍で、より室内を快適にしたいという思いが強くなったので、この2年くらいは家具を変えたり、引っ越しをしたりと変化がありました。最近好きなインテリアのテイストは「無印×モノトーン」で、それに合うアイテムをセレクトしています。

 普段ご自宅ではどんな1日を過ごされているんですか?

ヤノミサエ レッスンがない日は朝ごはんもゆっくりめで、明るいうちに撮影をしています。早めから夕食&お酒を楽しむこともあります。少し暗めの照明にして、暮らし系の動画をYouTubeで観てのんびりしたり、雑誌をみたり、時には好きなお店のご飯をデリバリーして、家で楽しむ時間が至福の時です。

 オンとオフをしっかり切り替えているんですね。ちなみに、今回スタッフがお部屋にお邪魔してすぐ、猫がお出迎えしてくれました。

ヤノミサエ 4匹いて、ほとんどが保護猫です。自分にとっても猫にとっても、暮らしやすい、心地がいいということを生活の軸にしています。家族みたいな感覚です。ネコとインテリアの両立が自分のライフワークでもあり、仕事にもなっている日々です。

もともとインテリアも好きで、あれこれ変えてきたのですが、猫が増えるにつれ「自分の好きなインテリアもあきらめたくない!でも猫とも快適に暮らしたい!」という思いが生まれてきました。それをテーマとしたコンテンツも作っていて、2017年〜2018年には書籍も出版しています。

 猫と暮らす上で、例えばどういうところに気を付けられていますか?

ヤノミサエ 飾っていても猫に落とされてしまうので、こまごまとしたものや割れそうなものはあまり買いません。特に花やグリーンを飾ることが好きなんですが、猫はどんなところでも登るので、植物を飾ることができるところも限られていて、壁・空中収納をいつも意識しています。

 人間と猫と植物が共存するくらしを目指される中で、DRAW A LINEを使ってくださっているんですね。

ヤノミサエ そうですね。インテリアでもあり、照明でもあり、空中収納でもあるDRAW A LINEは、とても頼もしいアイテムです。猫との暮らしと、インテリアへの興味を両立させたくて、グリーンを吊るす方法を探していたんですが、これなら賃貸でも高い場所にグリーンを飾れるから、猫との共存が可能だという理由でも使っています。

 植物のディスプレイ以外では、どんな風にDRAW A LINEを使っていますか?

ヤノミサエ リビングだけでなく、寝室にも取り入れました。そちらはインテリア照明として使用していて、少し暗めにともした光がゆったりとした時間を演出してくれます。あちこち移動もできるし、選べるパーツも豊富なので、実用的でありながら、デザイン面も素晴らしいと思っています。

省スペースで空間を素敵に演出でき、存在感もあるので、インテリアのポイントにもなっています。床置き家具とは違って掃除もしやすく、ありがたいアイテムです。

 ご愛用いただいてありがとうございます!最後に、ヤノミサエさんが自分らしい暮らしや心を豊かに日々過ごすために大切なことは、どんなことですか?

ヤノミサエ 仕事も家でしている私にとって、家という空間はとても大切なものです。その空間を過ごしやすくすることを大切にしています。

アパレルで服作りをしていた頃は、服飾費に一番お金をかけてましたが、今は暮らしのスタイルも変わり、自分を着飾ることよりも空間を整えるほうが自分にとって快適に感じるようになりました。といいながら、年齢を重ねてある程度自分自身のメンテもしないといけないとは思っています。

なので、体も空間も快適に、というのが今大切にしてることでしょうか。

 その素敵な考えが、ヤノミサエさんの自然体なお人柄にも表れているように思えます。本日はありがとうございました!