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【新商品発売のお知らせ】
身を守る、自宅のライフラインを確保するために、冷蔵庫の転倒対策が重要
地震対策製品の専門家が監修「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒」が新発売

つっぱり棒を主力とする家庭向け収納用品の開発メーカーである平安伸銅工業株式会社(本社:⼤阪府⼤阪市、代表取締役: ⽵内 ⾹予⼦)は、オリジナルプロダクト「HEIAN SHINDO」から、“冷蔵庫専用”の転倒防止つっぱり棒を2025年2月5日より発売いたします。

 

■製品特徴

“冷蔵庫専用”へのアップデート

 

平安伸銅工業では、1995年の阪神・淡路大震災以前から、創業70年以上の歴史で培った突っ張り棒の技術を活かし、家具転倒防止ポールを開発・製造してきました。

しかし、冷蔵庫に対して十分な効果を発揮する商品開発には苦戦していました。扉や引き出しの開閉により冷蔵庫自体の揺れが大きいこと、足元にあるキャスターによって動いてしまうことなどから、耐振実験でも十分な安全性を担保できない結果となりました。

 

 そこで、転倒抑止を目的とした従来の固定方法を重量のある冷蔵庫向けにアップデートするだけではなく、ストッパー付きの専用品として開発。過去の震災の再現地震波で、もっとも冷蔵庫が危ない揺れと思われる新潟県中越地震(K-NET小千谷WE波、震度7(計測震度6.5)相当)や、阪神・淡路大震災(JMA神戸NS波、震度6強(計測震度6.2)相当)の再現地震波で振動実験も実施し、冷蔵庫に特化した製品が完成しました。

 

 

「冷蔵庫転倒防止つっぱり棒」 3つのPOINT

 

①L型ベースで安心設置

冷蔵庫の角に取り付けるために、ベースはL型をしています。

これは、冷蔵庫の中央部は内部構造が少なく圧着時の突っ張り荷重に耐えられないこと、

冷蔵庫の天面にある放熱板への影響を最小限にするために角への設置が推奨されます。

 

 

②足元に取り付けるストッパーで、“移動しやすい”特徴をカバー

冷蔵庫には移動用のキャスターがついていることが多く、地震の際に他の家具と比べて移動しやすい場合があります。

天井との突っ張りに加え、足元にストッパーを付けることで

ポール+ストッパーの上下で移動や転倒のリスクを軽減することに繋がります(特許出願済み)

 

 

③2本の突っ張り棒を連結したフレーム構造

2本の突っ張り棒をフレームで連結しているため、突っ張り棒1本ずつの構造に比べて外れにくくなっています。

さらに、広い接触面で応力を分散するため、天井を突き破りにくいメリットも。

 

■製品詳細 (2025年2月5日発売)

商品名:冷蔵庫転倒防止つっぱり棒 60 マットホワイト

対応冷蔵庫幅:60cm

取り付け高さ:50cm〜75cm

商品URL:https://ec.heianshindo.co.jp/products/heian-feq-605wh

商品名:冷蔵庫転倒防止つっぱり棒 65 マットホワイト

対応冷蔵庫幅:65cm

取り付け高さ:50cm〜75cm

商品URL:https://ec.heianshindo.co.jp/products/heian-feq-655wh

 

 

※本製品は冷蔵庫本体を簡易固定することで、冷蔵庫の移動や転倒を防止する器具です。

 各室のドアや引き出しの開閉、内容物の飛び出しを防ぐものではありません。

 冷蔵室の扉や収納庫の飛び出しを防ぐために、別途開閉防止用の器具を併用することを推奨いたします。

 また、使用上の注意事項をよくお読みの上ご使用ください。

 

 

■一般社団法人防災機器検査協会 代表理事 内藤 昌彦氏 監修

本製品の開発にあたり、一般社団法人防災機器検査協会の代表理事、内藤昌彦氏に振動実験の監修をしていただきました。

 

【プロフィール】
気象観測・通信機器、防災製品等のメーカーを経て 2015年より現職。 防災科学技術研究所をはじめ、各研究機関との共同研究を中心に、20有余年に亘り地震発生時における室内安全対策や対策製品の評価に関する活動をしている。家具や家電製品に特化した振動実験は 4,000回を超え、出願特許多数。

 

【一般社団法人防災機器検査協会とは】
公的な判断基準のない転倒防止器具の地震安全性を判定する規格作りを中心に、安心で安全な減災環境の実現に貢献する活動を行っております。
https://www.bokiken.or.jp/

 

【内藤 昌彦氏 本製品の監修について】
振動実験において当該器具の移動・転倒防止機能について一定の性能を確認しましたが、冷蔵庫に使用した場合、
冷蔵室扉の開放や収納庫の飛び出し等に伴う二次的な受傷リスクや避難路妨害の可能性についても現認しました。
従って、冷蔵庫で使用される場合は、扉や収納庫の開放防止器具を併用されることを強く推奨します。